長崎県作業療法士会

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活動ブログ

発達検査に関する研修会に参加しました

2020.01.23

発達検査に関する研修会に参加しました
1/11(土)~12(日) 諫早市健康福祉センターにおいて、長崎県作業療法士会の研修会等補助金事業を利用し、「発達検査に関する研修会」を実施しました。
1日目は31名(うち他職種4名)、2日目は20名(うち他職種1名)が参加しました。離島含めた県内各地から参加がありました。県外や他職種からも参加に関する問い合わせを複数いただき、関心の高さについて再認識しました。
子育て中の方の参加もあり、子供様と一緒に研修会に参加くださった方もいらっしゃいました(^^)/とても微笑ましかったです❗
1日目は、長崎県内の現状と課題について県士会担当者より説明があった後、長崎大学の岩永竜一郎先生より「発達障害領域に必要な検査」について講義をいただきました。
多くの検査についてご紹介くださり、また、実際に検査道具に触れる機会も設けてくださりました。参加者からの質疑も多く、検査に関する知識を深めることができました。
2日目は、長崎県立こども医療福祉センター 琴岡日砂代先生より「発達障害領域に必要な基礎知識~子どもの行動の背景を感覚統合の視点から理解する~」について、講義をしてもらい、その後、子どもの行動に関するグループワークを行いました。実践的な内容で、大変勉強になりました。
研修会の中で
「県内で発達障害の診断できる医療機関が少なかったり、医療機関の場所に偏りがあるために、早期に必要な支援に結びつくことが難しい事例もいること」
「身近な地域で適切な支援ができる医療・福祉機関が不足している状況があり、療育の時間より移動時間が長い事例もいること」
等、小児発達障害領域に関する地域の課題があること、人材育成含めた地域支援体制の充実が必要なことについて、話がありました。
地域包括ケアシステムについて、高齢者のみならず、小児領域でも取り組みが必要と思います。小児領域でも、地域包括ケアシステムの一翼を担っていけるよう、できることについて取り組んでいきたい❗と改めて感じました。